2020年02月22日 [Default]
■氣の成り立ち
「氣」とは体を循環する微小物質です。肺から吸入した「天空の氣(天)」と脾胃が吸収した「水穀の精微(地)と腎に収められている「先天の精(人)」の三つ(天・地・人)が肺において一つになり、これが「氣」になります。その後全身を循環します。
■氣の五大作用
@推動作用:気は、人体の身体活動および精神活動を行う作用がある。
A温煦(おんく)作用:気は、人体の適正な体温(熱)を作り、これを保つ作用がある。
B気化作用:気は、同じ流体である血と津液を作る作用がある。
C固摂作用:気は、九竅から氣・血・津液・大小便などが漏れ出るのを防ぐ作用があり、同時に身体の健全な形状を保つ作用がある。
D防御作用:気は、外部から邪気(ウイルス・細菌など)侵入するのを防ぐ作用がある。
■氣の病理
氣の病変は主に「気虚」と「気滞」とがあります。
「気虚」とは、氣が不足した状態のことを言い、上記五大作用が低下しておこる様々な病理症状を言います。
「気滞」とは、氣の流れが停滞
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