2020年02月26日
私たちはサイ・サマルスの前にひれ伏し彼の中に避難する。彼は宇宙における全ての生物、無生物を包み込んでおり、区別なくあらゆる生き物に平等に浸透している。彼にとっては全ての帰依者は同じであり、名誉、不名誉、好き嫌いを知らない。彼は私たちの願いを叶え、人生の目的地へと到達させてくれる。
この世俗の生活の海は渡るのが非常に困難である。執着の波が悪い考えという岸辺に高く打ち寄せ、不屈の精神という木々をなぎ倒してしまう。エゴイズムの風が強く吹きつけ、海を荒らし興奮させる。怒りと憎しみのワニは恐れを知らずに動き回る。”私と私のもの”という考えや疑念の渦巻きは絶え間なくぐるぐると回り、非難や憎悪や嫉妬の数え切れないほどの魚たちがそこで戯れる。
この海がいかに凶暴で猛烈であっても、サドグル・サイはそのアガスティ(破壊者)であり、サイの帰依者たちは何も恐れることはない。私たちのサドグルは、この海を越えたところへ私たちを安全に連れて言ってくれる船なのだ。
〒879-5101
大分県由布市湯布院町塚原135