2020年03月03日
基本中の基本(心が身体を動かす)合わせて■「難病の治し方」■「心と食べ物」もお読み下さい。
肝蔵病
人間の精神状態が肉体に影響を及ぼして病症を現す。というのが古典医学の考え方です。怒りや悲しみがどのようにして肉体に関係するかについて論じられています。
肝・・・・血と魂を蔵す
肝は血を蔵し、血によって魂の精神活動が営まれる。
悲しみすぎると魂が傷られ、物忘れがひどくなったり、頭が変になって言動がおかしくなる。
陰器が吊り上がり肋骨までひびく。肝気が虚す(エネルギー不足)と恐れが起こり、実する(エネルギー過多)と怒る。
魂・・・肝の精神活動を意味する魂は、悲しみすぎるとその安定を欠きます。その結果精神に異常をきたします。それがひどくなると肝に貯蔵している血にまで変化が及び、肉体的な症状も現すようになります。
逆に、肝の血が出産、労働などで不足すると、魂に影響を与えます。その結果気力がなくなり、小心になって恐れやすくなります。あるいは理由もなくイライラしだします。
肝気の働きは、その陽である胆経に現れます。気力が無い時は肝蔵と胆のうの両方を補います。イライラする時は肝臓を補い胆のうの熱を冷まします。陰器の引きつりを訴える患者がいます。下腹部の引きつり、腰痛、生理痛なども同じと考えます。肝の経絡を補うと良くなります。
詳しい説明
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