2020年03月07日
営衛(えいえ)の衛とは、防衛の衛ですから、外部から来る邪気を防衛するエネルギーで営は内部の邪気に対して戦うエネルギーで正常な営みを行うのに必要なエネルギーです。いうならばシールドとミサイルのようなものでしょうか。
この二気は全身をくまなく循ります。それによって全ての生理活動が営まれると古典医学書に述べられています。その営気と衛気はどこで作られ、どのような働きがあるのか?また、血液との関係などが延べられています.理解困難でわかり難い解釈が出てきますが、これを理解しなければ、病気治しの解明は出来ません。
「中焦の胃で飲食物が消化され気が作られます。この気に上焦の肺に蓄えられた肺の気によって、衛気と営気に区別されます。
営気と血は言葉は違うが同じものです。営気の気は寒で静の性質を多く持っています。陰陽に区別するなら陰の気です。身体の内部にあって、身体に栄養を与え、生命を維持する働きを行っています。(この役目を行うのが麝香で麝香配合の「救心感応丸 氣」です。
営気は、肺から全身に送られるが、太陰肺経脈を通って、大腸経、胃経の順で全身に送られます。一日一夜で全身を五十回循ると述べられています。
衛気は、上焦の肺から直ちに体表に一番近い太陽経脈に行きます。やはり全身を循るのですが、営気と違って脈の中は通らず、太陽経脈から順に脈の外を通って、昼間は陽の経(温かいエネルギーを運ぶ通路)の通る部位を防衛し、夜は陰経(体の太陽が当たらない部位)の体表部を循ります。
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