2020年03月15日
自然に調和する為には、「陰陽」理論の考え方に基づかねばなりません。。
人間は、自然の気を授かって生活しているのですから、季節の気の働きに合わせた生活をしなければ健康は保たれません。自然の働きには、陰陽のエネルギーの別があります。
春・夏や日中は陽に属し、陽気が多いのです。秋・冬や夜中は陰に属し、陰気が多いのです。この自然の氣の働きをすべての生物は授かって生きていますので、身体にも陰陽の働きがあるのです。また、自然界に陰と陽の時期が平等にあるように、身体の陰陽の気もバランスを保る事によって活動できるのです。
その陰陽の気は合わせて100なのですが、季節によって多くなったり、少なくなったりしてバランスを保っています。ので、このバランスが壊れた時が病気なのです。
身体の陰気は、生命の原動力である精気を貯蔵し、身体の内部を引き締め、陽気が発散し過ぎないようにコントロールして、寒と静の性格によって働きます。
陽気は、主に身体の外側を循り、外界からの刺激(気温の変化など)に対して身体を守る(防衛)働きがあり、熱と活動の動の性格を持っています。
■陽気が多くなり過ぎた時の病症
陽気が体内にこもり過ぎ、陰気が少なくなると「狂状」(きょうじょう)を発します。この時に「暑気」(しょき)が加わると内部に熱が発生し、うわ言を言ったり、ひどい時は失神する場合があります。また、陽気が多い時に、湿気が加わると、頭がボーとし、筋肉や関節が腫れて重だるくなります。
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