2020年07月30日 [難病]
■腸を軽視した現代人のツケ
「自家中毒」という症状があります。腸の機能不全が原因で起き、体内にいろいろ困った問題を生じさせるもので、今日の多くの病気や身体不調の元凶となっています。
現代社会にはびこっている悲惨・退廃の原因の元を正せば「自家中毒」にあると私は信じています。
それは不潔の大魔王というべきもので、側近として様々な異常・不快、病気を従えてやってきます。自家中毒は体の巨大な支配者となり、体の持ち主から思考力、活力、幸福、最愛の人々を奪ってしまいます。
その結果、苦悩、失望、財政上の混乱や破綻などがやって来るのです。自家中毒の悪影響を取り除くのは、長く困難な仕事になるでしょう。しかし、そうなる前に一日でも早く手を打ち、回避する方が、後々、苦闘するよりずっと良い結果を生むのです。
大腸つまり結腸を、体の老廃物処理場あるいは下水道にたとえてみると、そのプロセスは一層理解しやすくなります。
都市の下水処理システムが故障したらどうなるか想像してください。
あるいは下水管のあちこちに何かが詰まり、汚水が流れなくなったらどうなるか?まもなく危険な状態となり、深刻な衛生問題が人々の健康と社会を脅かすことになります。昔は蓋のない下水溝から恐ろしい伝染病が発生し、都市とそこに住む人たちを荒廃させてきました。
水不足と機能不全のために下水の流れが止まれば、私達はたちまち健康上の問題に直面してしまいます。こうしたシナリオに加え、停電が起きて、老廃物の除去および処理プロセスの機能がストップすることも考えられます。機能そのものは無事なのですが、すべての機械装置に供給されるエネルギーが止まってしまうか、ごく一部しか与えられなくなってしまいます。
これを人間の体に例えると、食べ物の栄養分が足りず、活力が得られない状態なのです。こうした事が毎日、私達の腸の中で起こっているのです。
「汚れた腸が病気をつくる」より抜粋
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