2020年12月30日 [気功]

私は、自分自身をとてつもなく愛しています。沢山の人々が彼の事を愛しているのです。それが一端です。人々に愛されると、知らず知らずのうちに思考の中にエゴが育ちます。

　ある時点で、小さな毒の一滴が育ってしまうのです。彼は、自分が考える事は全て正しいと思っているのです。

　仮に１００人が「まあ、あなたは何て素晴らしいのでしょう。本当にきれいですね」というと、あなたは「私が綺麗な事は分っています。この服似合っているかしら」と言うでしょう。例え口に出して言わなくても、心の中では、「分ってるわよ」と思うでしょう。

　あなたがそう思うのは、すでに６０人の人々に、「あなたは、とてもきれいですね」言われたからであり、６１人目がやってきて「まあ、あなたはとてもきれいですね」と言うと、「分っています。ありがとう。分っているわよ」と心の中で思うのです。

　そのようにして、エゴがその男性の中で大きくなり始めたのです。彼は自分が思ったことは何でもすべてが真実だったのです。あなたは、それを完全に抑えなければなりません。さもなければ、もうお終いです。

　誰かに「あなたは、とてもきれいですね」　「本当に素晴らしい仕事をしましたね」と言われたなら、ただ、「まあ、どうも有難う御座います」と言い、それから即座に「私がしたのではないのです。神の恩恵によって、出来た事なのです」と言わなければなりません。

　このテクニックは大きな防壁や、護衛のような働きをします。素晴らしいポジティブなエネルギーに耳を傾けるようにしなさい。でも、ポジティブなエネルギーを吸収し過ぎてはなりません。ポジティブと言うのは常にポジティブであると言う事なのです。