2021年04月27日 [除霊]
宇佐美 景堂著 「霊障因縁浄化要義」より抜粋させて頂きます。
世の中には、自己の身辺に見られる不幸、不運のみを考え、果ては社会制度の不備を訴える人が甚だ多い。しかし、この種の人達にして、その不幸の、あるいは不幸なるものの依って来る原因を追究し、さらにその解消を考えた人が幾人いるであろうか、もし有ったとしても、そうした人は極めて少数特殊の人に限られているのではなかろうか。
しかしすべての事象は、それが、たとい微少なものであっても、原因あっての結果であって、言うところの因果律から外れているものでないと言われている。したがって人生行路の吉凶も、この因果律を無視して考えるべきでないはずであります。
自己の身辺に起伏する不幸にしても、依って来る素因あっての結果であり、また幸運に恵まれる人にも、かくあるべき要因が、過去世に累積されていたものと見るべきであります。近代心霊主義は、科学の殻を破り、霊界の動静は現象界に先行するものとなりという結論を出しているが、その信条の中に「われわれは因果律を無視することは出来ない」という一項を摂り入れているのをみると、彼らも、その法則を霊界に捉え得たものだと言う事が言えると思います。
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