2022年06月09日 [聖者]
NO621・・・ホーリーネーム
■ホーリネームについてのスワミの見解
スワミと出会った最初の頃、スワミが覚えやすい名前を決めるために、スワミと3人での話し合いがもたらされた。正観さんは、私たちより早く単独で外人たちとアシュラムで修行していたので、正観という名前はスワミも認知していたので問題はなかった。インドに行き霊性修行の道に入ると、誰しもホーリネームに憧れるもので、自分がもし、スワミにホーリネームを頂くとしたら「なにもせなんだスワミ」がいいかなとかを話し合い楽しんでいたのだが、それをスワミに伝えると、ホーリーネームの意味を教えて頂けることになった。
私は、カレスワール(日本語読み)と名乗っている。〇〇〇ナンダ、スワミとかは名乗ってない。親から頂いたカレスワールと名乗っている。ゆえに何故?お前たちがホーリーネームが欲しいのか意味が分からない。親が名付けた名前とは、神が名付けた名前でもある。親はああではない、こうではないと考え名前を決めるが、最後に決断させるのは神の意志で決められているのだ。
ここを多くの人は、勘違いして親が決めたと思っている。なら、何故インドにはホーリーネームがあるのかを教えよう。お前たちも知っているように、インドには多くのサドゥと呼ばれる修行僧がいる。彼らは、生きている時に自分の葬式を済ませ。そして第二の人生を神に仕えるサドゥになるのであるから、自分の葬式を済ませ家族と絶縁して山に入るのだ。※多くの大グルはヒマラヤの奥地に住んでおり、そこに行き大グルから親子の縁を頂く、そして丸坊主にし、ファミリーマントラとパーソナルマントラが拝受され一族(宗派)の仲間入りと認められる。ヒマラヤの多くのサドゥは、シバ派に属するギリと呼ばれるサドゥなのです。麓でグルと呼ばれる師がおり、兄弟子がおり、その兄弟子かグルの紹介において大グルに会う事が出来る。まるでヤクザの仕組みですね。というより、ヤクザが真似をしたのです。ゆえに、血縁(師と弟子の掌を切り、一晩中手を合わせて行う儀式で主に一子相伝の時に行う)や肉体の契り(私がスワミと行った肉片を埋め込み永遠の契りを結ぶ儀式)などがあるのです。
新たな第二の人生がスタートしたのだから、新たに親(グル=師匠)から命名されることになる。その多くの名前は、神を讃える名前がホーリネームなのだ。お前たちは、家族と絶縁して私の元に来るかい。その決意が出来た時に名前を与えよう。ゆえに〇〇〇ナンダ、スワミとか名乗っている聖者は、サドゥの工程を経て聖者になったのである。私はサドゥ生活はしていないので、カレスワールと名乗っている。ブッダもジーザスもババもホーリネームは持たないのである。シルディー、ババとは、シルディー村のババという意味なのだ。
健三、お前はすでに素晴らしいホーリネームを持っているではないか。KENZOという名は世界にも通用する高貴な名前である。それを何故変える必要があるのだ。お前の自信のなさや自分のおごりや自己満足の為に必要なら与えるが、もう一度良く考えなさい。私は、生徒を喜ばせるのが仕事だから、欲しいという者には与えるが、何の意味もない事を知るべきだ。「うしまるやすし」は呼びにくいので「ウッシー」と呼ぶことにするが、これはホーリーネームではない。もっと親(神)から頂いた名前を大事にしなさい。
その後、多くの人からホーリーネーム授与のプログラムをして欲しいとの希望が寄せられ、一応スワミと交渉するが実現には至らずしまいであります。
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