2023年02月17日 [シルディーサイババ]
NO753・・・医とは
2022-09-26 | シルディ・サイババ
医者や医療の医とは、また病気とは・・・・・外から体を侵しにくるウイルスや毒や病原菌やよこしまな邪気などが矢のように突き刺さって来たのを囲いこんで、矢を抜いて外に出す人の事を医者と言うそうである。囲い込んでは、外に出すことが出来ないので、□ではなく匚になっている。抜いた矢を右の開いたところから外に出す人が医者であるのですが、この医者の医の字が旧文字から新文字に変わるに従って医療も変化してきているのであります。
昔は醫者や醫療という字が使われていた。医にお役の殳が付き、下には酒の酉で構成されている。病原菌を取り込んで矢を抜くお役の人が医者であり、それを行うには、酒即ち酒の部首を外し酉という字が用いられていた。これは何を意味しているかと言えば、江戸時代や室町時代の医者を見れば分かるが見立てをし、漢方薬を服用させる人が医者であった。
漢方薬の煎じ薬や薬草を酒につけて(養命酒など)服用させていた醫療が医者であった。現在は、この醫が使われて無く、医になっていますので、ケミカルな薬を用いて矢を抜く人という事になるのでしょうが、一部の医者は、元の醫療に戻ってきている。すなわち葛根湯などの漢方薬を併用するようになりつつある。葛根湯の湯が酉に当てはまるのです。
はたまた弥生時代などの医療の字は毉が用いられていた。これは巫女の巫が使われている。伝説の卑弥呼を思い出して欲しいのであるが、当時は何らかの神秘的なシャーマン的な力を持った者が部族の長に治まっていた。ゆえに卑弥呼もシャーマン的な霊力の持ち主と言う事になる。巫の一は上が神であり、下が人間であるから、巫女とは、神と人間をつなぐ人と言う事になる。この真ん中に一を加えると王になる。
ヒマラヤのプリーストの位は王(部族長)より上にあることが、昔を物語っているのであるが、国を治めるには、将来や今起こっている事を見なければならない。いわゆる病人を見る見立ての力が必要であるが、この見立ての見るは目に入る現象の見るであり、神秘的な力を持つ人の見るは、観察の観るになる。要するに目に見えない物を見る力が必要になる。
神と人間をつなぐには、何らかの方法を持って行わなければならないのであるが、多くは手を使って行う事になる。ブッダヒーリングもジーザスヒーリングも多くは手を持って行っていたのであるが、この手は自分の手であって自分の手ではなく、神が止まった(霊・止まる)手でなくては醫療とは言えなく、ただのお手当てになる。特に私たちは、シルディー・ババや多数の神の力を持ってヒーリングを行っているので、間違っても自分の力と過信してはならないのであります。
マントラで神を呼び出しその神の力によって毉療を行っている。その毉療は神と病人をつなぐことであり、シャクティーパットなどで行っている。現在の医療は、心と身体に分かれた医療が行われているが、本来の医療は、身体と心の両方を観て行う医療が正しいのであって、昔は僧医という人がいた事も知っておく必要があるでしょう。
さて、私たちのヒーリングはの多くはシルディ・ババのエネルギーで行っている。ので右手が主で左手は補佐の手と言うことになる。右手が自由自在に活躍できるように左手が支えなければならない。これは夫婦と同じく奥様が主人を支えなければ良い仕事が出来ないのと同じであります。それを常に戒めるために、虎皮を右手に嵌めて行っているヒーラーもいます。
右手はシバ神や神々の手であるからシバ神のエネルギーを授かるために虎皮を巻いて行うのであります。これは神の手である事を自分に常に言い聞かせるための行為も含まれている。この世は無常であるとブッダは説いているのであるが、自分の気持ちや心も無常である。無常とは、常に同じものは無いという意味であり、心も常に変わっている。
ある時期までは、神の手と思っていた者が、名誉や地位やお金に取り憑かれると、それを逃がしたくないと思う「執着」が自然発生する。失くすものが何もない人には「執着」は起こらないのであるが、有名なヒーラーになって行くと執着が起こりやすくなる。それを防ぐためにも虎皮を右手に巻く(神の手)必要があるかも知れない。その執着は、無断にも無常によって壊れる事になるかも知れない。
3年前は地位も財産も名誉もあったが3年後にもある保証はない。ゆえに執着を捨てなさいと神は説くのであり、お金は天からの回し物と言う、天即ち神が、私たちの行為を観て必要なお金なら回してくれるという意味であるが、そこに失いたくないという執着が発生すると、神はたちまち他の相応しい人に回すことになるのであるから、「この世は無常」と言われているのです。ヒーリングの力も同じである事を肝に銘じて、決して自分が治したなどと吹聴しない事を祈願致します。
〒879-5101
大分県由布市湯布院町塚原135