2024年12月21日 [ガルバニー療法]
驚異のガルバニ―療法P26より抜粋
自律神経失調症の働きを、もう一つ胃を例にとって説明しましょう。食べ物や水が胃に入ると自動的に副交感神経が働いて、胃が動き出し、胃液の分泌が始まります。
ところが、仕事や人間関係などのトラブルが起きると、途端にそのストレスが自律神経中枢部に作用して、交感神経が異常に働き、胃の動きや胃液の分泌はストップしてしまい、消化不良がおきてしまいます。
そのために胃に食べ物や水がいつまでも残って食欲がなくなってしまいます。お腹が重く、何時も張って、空腹感がなくなり不快感が出てくる。いわゆる胃腸障害であります。
仕事や人間関係などのトラブルがストレスになる事も多い。ストレスの強さによって自律神経のバランスの崩れに違いが出てくることはは言うまでもない。
胃に潰瘍が出来たり、胃炎が起きる仕組みも実は自律神経のバランスが崩れ、その結果起きると言う事になるのです。食べ物が胃や水が胃に入ると、先ず胃が動き出す。
そして胃液の分泌が始まるのだが、ストレスで交感神経が強く働き、胃の動きがストップし、胃液を分泌する副交感神経だけが働いたらどうなるのだろうか?
胃壁を傷つけてしまうような事が起きる。これが胃潰瘍や胃炎である。自律神経は血行の調節だけでなく、胃液のような内分泌の調整までもしているのであります。
このように自律神経は交感神経と副交感神経の微妙なバランスで生体を調節しており、この調節作用が狂うといわゆる自律神経失調症が出て来るのです。
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