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2020年02月25日
シルディーサイババ「物語」
ババがいつ帰依者を受け入れるかは分からなかった。それは彼の意志にかかっていた。シッディック・ファルケの物語はこの点を綴ったものである。カルヤンのサディック・ファルケというイスラム教の紳士が、メッカとマジナへの巡礼の旅を終えて、シルディにやってきた。
彼はチャヴァディに住んでいて、マスジッドの中庭に北を向いて座っていた。9ヶ月の間ババは彼を無視し、マスジッドに入ることを許さなかった。ファルケは悲嘆に暮れて、どうしてよいか分からなかった。誰かが彼にがっかりすることはない、ババに近い熱心な帰依者のシャマ(マドハヴラオ・デシュパンド)を介して近づいてみるといいと助言した。
彼は、人々が主シヴァの召使であり帰依者のナンディを通じて主に近づいたように、シャマを通してババに近づけばよいと言った。ファルケはこのアイデアを気に入って、シャマに彼をとりなしてくれるように懇願した。シャマはこれに同意して、頃合を見計らってババに彼のことを話した。
「ババ、なぜ年老いたハッジにマスジッドに入ることをお許しにならないのですか?大勢の人々が自由に出入りしてあなたのダルシャンを受けているというのに、なぜ彼を一度も祝福されないのですか?」ババは応えて言った。「シャマ、君はこれを理解するほど成熟していない。アラーが許さないものを、どうして私が許すことができようか?彼の恩寵なしに、誰がマスジッドに上ることができるだろう?彼のところに行って、バルヴィ井戸の近くの狭い小道を来ることができるか、聞いてきなさい」シャマは聞きに行くと、これを肯定する答えを持って帰ってきた。
ババはシャマに言った。「彼に、4回の分割払いで合計40,000ルピーを私に支払うつもりがあるか、聞いてきなさい」シャマは行って、4,000,000ルピーですら払うつもりがあるという答えをもって帰ってきた。再びババはシャマに言った。「これからマスジッドで羊をさばこうと思うが、彼に羊の足や腰や睾丸を食べるつもりがあるか聞いてきなさい」シャマは、ハッジはババのコランバ(くずいれ)のパンくずであろうと喜んで戴きますという答えを持って戻ってきた。
これを聞いてババは激昂し、土製のツボとコランバを手にとって投げつけ、直接ハッジのところへ行き、カフニを腕にたくしあげてこう言った。「お前はなぜ年老いたハッジとしての自分を自慢し気取るのか?こんな風にコーランを読むのか?お前はメッカへの巡礼の旅を誇りに思っている。
だが私のことは知らないではないか」このように叱られ、ハッジは狼狽した。それからババはマスジッドへ戻り、バスケットに入ったマンゴーを買い、ハッジに送った。それからまたババはハッジのところへ行って、自分のポケットから55ルピーを取り出し、ハッジの手に渡した。それ以降ババはハッジを愛し、食事に彼を招き、ハッジは好きなときにマスジッドに入れるようになった。ババは時折、数ルピーを彼にやり、ハッジはババのダルバールに入ることができたのである。
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彼はチャヴァディに住んでいて、マスジッドの中庭に北を向いて座っていた。9ヶ月の間ババは彼を無視し、マスジッドに入ることを許さなかった。ファルケは悲嘆に暮れて、どうしてよいか分からなかった。誰かが彼にがっかりすることはない、ババに近い熱心な帰依者のシャマ(マドハヴラオ・デシュパンド)を介して近づいてみるといいと助言した。
彼は、人々が主シヴァの召使であり帰依者のナンディを通じて主に近づいたように、シャマを通してババに近づけばよいと言った。ファルケはこのアイデアを気に入って、シャマに彼をとりなしてくれるように懇願した。シャマはこれに同意して、頃合を見計らってババに彼のことを話した。
「ババ、なぜ年老いたハッジにマスジッドに入ることをお許しにならないのですか?大勢の人々が自由に出入りしてあなたのダルシャンを受けているというのに、なぜ彼を一度も祝福されないのですか?」ババは応えて言った。「シャマ、君はこれを理解するほど成熟していない。アラーが許さないものを、どうして私が許すことができようか?彼の恩寵なしに、誰がマスジッドに上ることができるだろう?彼のところに行って、バルヴィ井戸の近くの狭い小道を来ることができるか、聞いてきなさい」シャマは聞きに行くと、これを肯定する答えを持って帰ってきた。
ババはシャマに言った。「彼に、4回の分割払いで合計40,000ルピーを私に支払うつもりがあるか、聞いてきなさい」シャマは行って、4,000,000ルピーですら払うつもりがあるという答えをもって帰ってきた。再びババはシャマに言った。「これからマスジッドで羊をさばこうと思うが、彼に羊の足や腰や睾丸を食べるつもりがあるか聞いてきなさい」シャマは、ハッジはババのコランバ(くずいれ)のパンくずであろうと喜んで戴きますという答えを持って戻ってきた。
これを聞いてババは激昂し、土製のツボとコランバを手にとって投げつけ、直接ハッジのところへ行き、カフニを腕にたくしあげてこう言った。「お前はなぜ年老いたハッジとしての自分を自慢し気取るのか?こんな風にコーランを読むのか?お前はメッカへの巡礼の旅を誇りに思っている。
だが私のことは知らないではないか」このように叱られ、ハッジは狼狽した。それからババはマスジッドへ戻り、バスケットに入ったマンゴーを買い、ハッジに送った。それからまたババはハッジのところへ行って、自分のポケットから55ルピーを取り出し、ハッジの手に渡した。それ以降ババはハッジを愛し、食事に彼を招き、ハッジは好きなときにマスジッドに入れるようになった。ババは時折、数ルピーを彼にやり、ハッジはババのダルバールに入ることができたのである。
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