湿疹に耐え、さまざまな湿疹対策を試みながら、やがて「血流」も重要さに辿り着く。 厳しい菜食・玄米食は血を綺麗にする営みだったが、小島さんは「気」と「動」の重要さに気づくのにやや時間がかかってしまったのか知れない。">

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2024年11月29日 [難病]

病気は皮膚から出て行く(ステロイド剤の毒性)5

「気・血の乱れ」と「動=血流」

 小島さんの記録を読んでいると、そこには愚直なほどの生真面目さが見て取れる。厳しい食養法を順守し、長期間にわたる湿疹に耐え、さまざまな湿疹対策を試みながら、やがて「血流」も重要さに辿り着く。

 厳しい菜食・玄米食は血を綺麗にする営みだったが、小島さんは「気」と「動」の重要さに気づくのにやや時間がかかってしまったのか知れない。

 ここで言う「気」とは主にストレスの問題で、小島さんは十人以上の弁護士と、それとほぼ同数のスタッフ(計20名)を抱え、かつ毎月350万円の賃料を払いながら弁護士事務所を経営していく厳しさを日々感じていた。

 また医師によるガン治療を拒んで食養生にかけながらも、本当にこれで良いのだろうか?という不安に絶えず襲われていた。その不安は千島学説に出会うまで続いていたし、千島学説を知った後もそう簡単には完全に払拭することが出来なかっただろう?

 さらに家族たちの理解もなかなか得られなかったようだから、その孤立感は当然ストレスとして小島さんを襲ったに違いない。つまり、「食=地」の軸はほぼ完ぺきに確立できても、しばらくは「気=ストレス」の面で乱れが続いていたのではなかろうか?

 「動=血流」に関しては、土日ごと山登りをするようになった頃から快方に、向かっていったように思われる。さらに、「足もみ」を始め、社交ダンスやジャズボーカルなども始めたよいう。その結果「気血動の調和」が回復し、今は仕事にも趣味にも生き生きと取り組んでいる。

 

 

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