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2020年12月30日 [ガン]
NO128・・・体温と病気
石原 結實医学博士著「体を温めると」病気は必ず治る。より抜粋
人間は、暑さ耐えるための体温調節器官は存在するが、寒さに対する特別な機能を持っていないため「冷え」に弱く、冷えるとさまざまな病気にかかりやすくなると考えられる。たとえばこのようなことだ。
冬には風邪や肺炎、脳卒中や心筋梗塞、高血圧などの循環器疾患は当然としても、それ以外でもガン、腎臓病、糖尿病、膠原病など、ほとんどの病気での死亡率が上昇してくる。
また、外気温や体温が一日中で一番低くなる朝方の3時から5時が、人の死亡率が一番高くなるし、喘息発作やアトピー性皮膚炎のかゆみがひどくなったりするのもこの時間帯が多い。
健康な人でも、概して起床時から1〜2時間は体が重かったり、ボーッとしていたり、気分が沈みがちになったりなどと、何となく調子が出ないものだ。低血圧の人やうつ病の人はそれがさらに顕著になる。しかし、午後になるとだんだん調子が出て来て、暗くなる頃からますます元気になり、よいっぱりという人も多い。
こうした現象は、すべて体温の変化が大きく関係している。明け方に最も低くなった体温は、午後5時頃まで徐々に上昇し続けるからである。ふつう、午後2時から8時頃までが体温が一番高くなる。一日の最低体温と最高体温の差は、1度くらいにもなるのである。
ヒトの生体は「一種の熱機関」として働いているのだから、体温は人間の健康や生命にとって極めて重要である。よって、強い寒さに襲われると、体温が低下して死に至ることもある。どんな屈強な若者でも、冬山で遭難すると、たとえ外傷を負わなくても凍死することがあるのはそのためだ。体温が下がることによって、体には何が起きてくるか、たった0,5度cの違いでも、かなりのダメージが生まれるのである。
■体温が下がると、どんな症状が表れるか
36,5度 健康体、免疫力旺盛
36,0度 震える事によって熱を発生させようとする。
35,5度 恒常的に続くと・・・排泄機能低下(便秘)自律神経失調症が起こる。アレルギー 症状が現れる。
35度 癌細胞が最も増殖する温度
34度 水に溺れた人を救出後、生命の回復ができるかギリギリの体温
33度 冬山で遭難し、凍死する前に幻覚が出て来る体温
30度 意識消失
29度 瞳孔拡大
27度以下 死体の体温
■体温を上げる方法はこちら「MRE輝源と体質改善法」