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2019年08月25日 [Default]
農薬もスマホも肝に影響
ネオニコチノイド系農薬の一つであるチアクロプリドを雄のラットに慢性投与した実験では肝臓の肥大や網膜の萎縮がみられたほか、雄、雌ともに発がん性もみとめられています。一方で、長時間スマホやタブレットの画面を見続けることは目を通じて五臓の「肝」に悪影響を与える事になります。(肝は目に開竅する)。さらに、ブルーライトによる直接的な弊害以外にも、画面を凝視することは神経を消耗し、自律神経と関係の深い「肝」には負担になります。また、「肝」は全身の筋肉がなめらかに収縮するようにコントロールしているところなので、「肝」がダメージを受けると自律神経が乱れるだけでなく筋肉が痙攣を起こしやすくもなります。
特に子供の場合はもともと肝気が高ぶりやすい事もあって、農薬による脳や肝臓へのダメージ、あるいは長時間のスマホやタブレットの使用による「肝」への過度の刺激がADHD[につながりやすいといえます。対策としては羚羊角製剤などの熄風薬(そくふうやく)が有効とはいえ「肝」は十分な「血」を必要としていますので、食養生と「脾胃」の機能の安定を心がけることと、スマホなどを長期間使用しないことが必要といえます。
癒しの森湯布院