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遺伝子と放射線（自然放射線VS人工放射　富士山ニニギ氏著　P１０９より抜粋

　IPS細胞とかSTAP細胞とか騒いでいますが、IPS細胞とは、２００６年に発見された、新しい多能性幹細胞で、常に多くの細胞に分化できる分化万能性と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞のことだそうです。

　万能細胞と呼ばれる由縁ですね（ただしこれは細胞分裂の一過程なだけで、そのような細胞が存在しているという今の考え方は間違っています。すべては実験結果があるだけで、研究者は誰もその原理を説明出来ないのです）。

　分化万能性をもった細胞という意味では、元をたどれば人間の細胞すべて、たった一つの受精卵が増殖と分化を繰り返して生まれたものですから、最初はそうしたものだったのです。

　元々は、万能細胞から生まれているのです。では、IPS細胞をつくるにはどうすればいいか、これは簡単ですね。この自然界の放射線をすべて遮れば細胞は遺伝子が決定されないままで、すべてＩＰＳ細胞なのです。

　すでに決定された細胞でも、放射線を遮ればリセットされて万能細胞になります。例えば生命体を鉛で包めば、全能、IPS細胞になるわけです。

　ハイテクな研究室など要りません。学校の実験室レベルで十分できることです。では、なぜ細胞は分裂して、狙い通りの細胞になれるのか。ここが大事なポイントなのです。

　まず、万能細胞として存在している。それが例えば指の爪の細胞になる。それにはどういう働きがあるのでしょうか。新聞記事として掲載されていた説明では、万能細胞から遺伝子が決定され、その細胞になって分裂していくという事でした。

　しかし、今、ノーベル賞レベルの研究でもわかっていないことは、それを誰（なに）が、どのようにしてやっているのかということです。従って、万能細胞などが作れても、そうした事が分からないでいるならば何の意味もないのです。

　そこを私が見事に説明いたします。簡単な話なのです。まず、大事なことは細胞の中の核と言うのが遺伝子だということです。その遺伝子が、その細胞が最初に何になるかを決めるのです。
　
　遺伝子と言うものは、そう簡単に変化できません。遺伝子を変化させることができるものは、この広い世界でも放射線だけなのです。放射線以外には、遺伝子を変化させるものはどこにもない。

　これを覚えておいてください。遺伝子は放射線しか動かせないということ。そこまで分かると、大体、見栄てきます。放射線が当たると、遺伝子が変化する。決定つけられるのです。

　万能細胞の状態から、決定された細胞になる。そこで、複雑な人間の体内の作用が働きます。まず指の細胞をつくれという決定は、意識が行うのです。　ストレスからくる意識です。

　物を持とうとしたが指がないと持てない。そのストレスが、「指をつくれ」という指示になってくるわけです。その指示により、指の細胞というものがどういう遺伝子構造なのかの情報が必要になります。その情報は、DNAに入っています。

続きます。

※仙人補足
　この項の遺伝子と放射線の重要なところは、遺伝子を動かすのは、放射線しかないという事です。つまり人工の放射線を浴びると遺伝子情報に狂いが生じ、それを元に戻すことが出来るのは、自然放射線しかないことが分かりました。その自然の放射線は野菜のカリウムや酵母菌で発酵した漬物で摂るようにも書かれています。それでも少ないので、ラジウム石を勧めています。