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「驚異のガルバニ―健康法」より抜粋
薬を使わず肩こり、腰痛、アトピー、花粉症が治る

・アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状や、肩こり、腰痛、頭痛、めまい、不眠症、便秘、冷え性などの症状は、全てストレスによる自律神経失調症が原因である。

・体の中からストレスを除去し、自律神経を整えれば、すべての症状は解消できる。

　　　　　　　　　　　自律神経失調症とはこんな病気だ。P２０

・立ち眩み・冷え性
　医学事典では自律神経失調症を次のように説明している。「内臓、腺、血管など我々の意志に無関係に反応する器官を支配する不随神経系で、生命に欠くべからず植物性機能に関係し、これらの諸機能を自動的に調節している役目を持っているのが自律神経で、調節異常の為に、もろもろな不定の症状を呈するのが自律神経失調症である。

　簡潔に述べられているが」、もう少し詳しく述べてみよう。自律神経には交感神経と副交感神経があり、医師とは無関係に反応する内臓や血管、内分泌腺を支配している。

　この二つの神経が相対抗することにより、私たちの体のバランスがとられている。例えば血管を拡張したり収縮するのも自律神経である。交感神経の緊張が高まると血管は収縮し、手足の体温が下がり、すれによって心拍数が増し、筋肉が緊張して体は活発化する。

　副交感神経の緊張が高まれば、その逆で血管は拡張し、血行が良くなり、心拍数は減少し、筋肉がリラックスするため体は休息状態になる。

・冷え性の原因
　頭に溜まったストレスが原因で、自律神経失調がおき、下半身に血行不良がおきて冷えがでる。下半身のほてりも同様でおきるので、頭のストレスをすみやかに除去する事が必要である。

・立ちくらみ
　ストレスによって、頭の血流が少なくなって起きる。自律神経失調が原因で、全身の血液の流れのバランスを失っている「原発ストレス」と、それによって生じたストレスが重なっている。

　地球には引力があるので体を横たえた状態から立ち上がれば、血液は下半身に向かって、沢山流れてしまうはずである。ところが交感神経が働いて、下半身の血管は収縮され、実際には上半身にも血液がスムーズに流れ、めまいなどの症状はおきないのである。

　ところが、自律神経が乱れ交感神経がうまく作動しないとなると、血液は下半身に多く流れてしまい、上半身、特に頭に流れる血液の量が少なくなってしまう為に立ちくらみが起きる。

・どうして冷え性になるのか？２
　人間の体は、寒くなると最も冷えやすい手足の先へと次々に血液を送り込み、温めるよう温度調節がなされる仕組みになっている。しかし、ストレスやその他の原因により、自律神経のバランスが崩れると、その自動調節がきかなくなって手足や腰に冷えが起きて来る。

・不眠の原因
　そして、大抵の冷え性の人は不眠症を訴える人が多い。なぜなら？、先ほど説明したように、手足の温度が下がると言うことは交感神経の緊張が高まっている時であり、その時は活発している時である為、眠ろうと思っても眠れないのは当たり前なのである。

　この自律神経の自動的な調整作用は頭でしている。この事はとても重要で、自律神経失調症の治療に深く関係しているので頭に入れておいて欲しい。頭のどの部分でこの微妙な指令を出しているかというと、間脳の視床下部にある中枢部である

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